七五三のお祝いはいつ行いますか?
初めての七五三では、数え年と満年齢、どちらを選ぶか悩みますよね。
数え年は、生まれた年(0歳の時)を1歳として数え、以後、1月1日を迎えるごとに年を重ねる考え方です。
かつては数え年でお祝いする習慣があったようですが、地域や家庭によって異なるようです。
最近では、女の子の七五三は3歳と7歳を満たした時、男の子の七五三は3歳と5歳を満たした時に、満年齢でお祝いするのが一般的になっています。
(関西地方では、3歳の男の子も七五三をするのが一般的で、現在では日本全体で広まっています。)
七五三の年齢早見表
数え年と満年齢、どちらも選べる七五三は、お祝いの対象となる年齢が幅広いです。
2023年から2024年に七五三を迎えるお子さんのための年齢早見表をご用意しました。
生まれた年から参考にしてみてください。
西暦(和暦) | 性別 | 生まれ年と年齢 |
---|---|---|
2023年 (令和5年) | 女の子 | 6歳~満7歳(2016年~2017年生まれ) 2歳~満3歳(2020年~2021年生まれ) |
2023年 (令和5年) | 男の子 | 4歳~満5歳(2018年~2019年生まれ) 2歳~満3歳(2020年~2021年生まれ) |
2024年 (令和6年) | 女の子 | 6歳~満7歳(2017年~2018年生まれ) 2歳~満3歳(2021年~2022年生まれ) |
2024年 (令和6年) | 男の子 | 4歳~満5歳(2019年~2020年生まれ) 2歳~満3歳(2021年~2022年生まれ) |
2025年 (令和7年) | 女の子 | 6歳~満7歳(2018年~2019年生まれ) 2歳~満3歳(2022年~2023年生まれ) |
2025年 (令和7年) | 男の子 | 4歳~満5歳(2020年~2021年生まれ) 2歳~満3歳(2022年~2023年生まれ) |
満年齢とは?
年齢の計算方法である満年齢、これは履歴書などにも記入しますね。
満年齢とは、生まれた瞬間が0歳であり、1年後の誕生日に1歳になるという計算方法です。
多くの人が満年齢で自分の年齢を数え、公的な書類でもほとんどが満年齢で表記されています。
そのため、満年齢は最も一般的で広く認知された年齢の計算方法と言えるでしょう。
数え年とは?
数え年って何?うちの子は何歳ってことになるの?
年齢の計算方法である数え年は、満年齢と混同されやすい言葉です。
現代では、記念行事の他にも、厄年や一周忌・三回忌・七回忌などの年忌法要でも数え年が用いられます。
数え年は昔の人が使っていた年齢の計算方法で、生まれた瞬間を1歳とし、生まれた年が明けると2歳になるという考え方です。
例えば、11月に生まれた赤ちゃんは、生まれた瞬間で1歳であり、翌年の1月1日になると2歳になります。
その後も同様に、年が明けた1月1日に歳を重ねていきます。
数え年では、誕生日ではなく生まれた年が年齢の基準になります。
生後わずか2か月の赤ちゃんを2歳とするのは不思議な感覚かもしれませんが、昔の人々はこのように数え年で年を重ねてきました。
数え年の計算方法は、誕生日前は満年齢に2歳をプラスし、誕生日後は満年齢に1歳をプラスすると覚えておくと良いでしょう。
3歳の満年齢と2歳の数え年では違う?
初めての七五三では特に、数え年か満年齢かで迷うことがよくあります。
数え年で2歳の場合、まだ赤ちゃんらしさが残ったままで、可愛らしい着物姿を楽しむことができます。
同じ年齢のお友達や他のご兄弟と一緒に七五三をする方もいます。
七五三のお祝いのスタイルは、本当に人それぞれです。
しかし、小さなお子様は普段あまり着慣れない着物で不機嫌になったり、
興奮しすぎて体力を使ってしまうことがあります。
お子様の気分や体力によりますが、ゆっくりとお参りをしたい方や、早生まれのお子様には満年齢での七五三がおすすめです。
数え年 | 七五三の年齢 | 満年齢 |
---|---|---|
赤ちゃん感の残る可愛さが写真に残せる | メリット | 落ち着いて七五三写真が撮れる |
イヤイヤ期突入で着物でぐずることも | デメリット | 特になし |
もうすぐ3歳 | おすすめ | 早生まれ |
七五三のお参りは何月?神社参拝の時期は?
お参りの適切な時期は何時頃でしょうか?
神社やお寺の年間行事によれば、11月15日が七五三の日と指定されているようです。
この日にお参りに行く方も多いと思いますが、神社は非常に混雑します。
特に2020年以降は、安全面から11月の七五三シーズンを分散して参拝するよう、各地の神社から呼びかけがあります。体調を考慮した日程を選ぶのはもちろんですが、ピーク時を避けたお参りを心がけると安心ですね。
通常であっても、地域によっては9月に台風が多発することや、11月後半から12月にかけて雪が降る可能性があるため、10月上旬から11月下旬に参拝する方が多いようです。
家族の都合や、良い日を見計らって時期を調整することで、待ち時間を少なくしてゆっくり参拝できると思います。
ぜひ、ご家族のスケジュールに合わせて検討してください。
七五三はどこの神社に行く?予約は必要なの?
七五三の当日、どの神社に参拝に行くかや、祈祷の予約方法についてお話しします。
本来七五三は、住んでいる土地の氏神様にお子様の健やかな成長を祈るものです。
しかし最近では、崇敬する神社や自宅から遠い大きな神社に参拝する人も増えています。
これは伝統的な行事ですが、お子様の成長を祝うものなので、ご家族皆様が行きやすい神社を選ぶのも良いと思います。
駐車場があるか、砂利道が少ないかなど、気になる点をチェックしてみるのも良いでしょう。
また、お子様が慣れない着物を着て、秋冬の涼しい季節に外出することを考えると、体力にも配慮する必要があります。
さらに、七五三の祈祷は予約が必要な神社も多いです。
大安や土日、人気の神社などは予約が埋まってしまう場合もあるので、早めに問い合わせてみましょう。
その際、同時に祈祷料(初穂料や玉串料)や駐車場の有無も確認しておくと安心です。
まとめ
七五三は満年齢と数え年どちらで祝っても大丈夫です。
女の子の七五三は満3歳と満7歳で祝うことが一般的であり、
男の子の七五三は満3歳と満5歳で祝うことが多いです。
満年齢の考え方が広まるにつれて、七五三を祝うタイミングも同様に変化しています。
- 満年齢の七五三は余裕が生まれやすい
- あえて数え年で七五三を祝ってもいい
- 兄弟・姉妹にタイミングをあわせると準備が楽♪
七五三を満年齢で祝うと、数え年よりも実際の年齢が上なので、
写真撮影でも落ち着いた表情のベストショットが多く撮れる場合があります。
逆に、数え年で祝うと、幼く可愛らしい姿の写真が残せますが、
2歳のイヤイヤ期に差し掛かるため、着物や衣装を着ることを嫌がったり、ぐずってしまうデメリットも。
ただし、わざとあどけなさを残した2歳のうちに3歳の七五三の写真を撮りたいという方もいます。
また、7歳の七五三を6歳で祝い、小学校入学の記念写真も一緒に撮る方もいるため、
満年齢と数え年のどちらで祝うかはご家族次第です。
兄弟で一緒に七五三の撮影をしたい場合は、どちらかの年齢に合わせる方もいます。
家族や兄弟・姉妹の状況にあわせて変化させるのが良いですね!
素敵な七五三の思い出を残してください♪