クリスマスの飾りを片付ける頃、そろそろ正月飾りの準備ですね。
新年を迎えるにあたり、年神様をお迎えする準備を始めるのは良いことですが
飾り始めに向いていない日がありますので解説します。
飾り始めを避けるべき日はいつ?
2023年末、お正月飾りを出さない方がいい日は29日と31日です。
29日は二重苦といわれ苦難が重ならないように避けるべき日と言われています。
そして、31日は「一夜飾り」と呼ばれ直前に慌てて準備をする事ととらえ、
年神様に失礼ということから縁起の悪い日とされています。
仏滅に関しては特に問題がないとされていますので
この29日と31日を避けて飾り始めるのがよいでしょう。
一夜飾りをしてはいけない理由
年末の一夜の飾りとは、通常、正月の飾り物を「大晦日の一夜だけ」飾ることを指します。
正月の飾りは、もともと年を迎えるための備えとして設置されます。
たとえ正月明けにも飾り続けられていたとしても、
その本来の目的は「大晦日の一夜だけ」に果たされるため、
それを年末の一夜の飾りと呼ぶのです。
飾ってはいけない理由その1・年神様への誠意が無い
門松や鏡餅などの正月の飾りは、家に年神様を招くために設置されます。
別の言い回しで言えば、これらは来客を歓迎するための準備です。
事前に来訪が予想されるにもかかわらず、来訪の前日に急いで用意することは、
年神様への敬意が不足していると考えられて縁起が悪いです。
年神様は「一年の幸運」をもたらします。
年神の気分を害すると、新しい一年が幸運に恵まれない状態で始まる可能性があります。
飾ってはいけない理由その2・大晦日に現れるかもしれないから
年神様は、新年の初日の出とともに姿を現すと言われています。
大晦日に正月飾りを設置すれば、ギリギリで対応できる可能性があるでしょう。
ただし、別の見方では、年神様は大晦日に訪れるとも言われています。
しかも、その訪れは早朝に起こるとも伝えられています。
もし31日の早朝に到来してしまった場合、
もてなしの用意が整っていないまま、予期せず訪れた来客を迎えることになります。
年神様が大晦日にやってきても問題ないよう、一夜飾りは避けた方がいいでしょう。
飾ってはいけない理由その3・旧暦では30日が大晦日
旧暦において、12月30日が年の終わりであり、12月31日は存在しません。
従って、12月31日に正月飾りを飾ったとしても、旧暦の観点からは既に新年になっていることになります。
飾ってはいけない理由その4・葬式を連想させる
以前は現代ほど医療技術が進んでおらず、急な病気で倒れた人を救うことが難しかった時代がありました。
急死が多かったため、事前に葬儀の用意を進めることは難しかったのです。
急いで葬儀の準備を整え、翌日には葬儀を執り行うことが一般的でした。
言い換えれば、急いで飾りを飾り、翌日には取り外すことが一般的でした。
このため、一夜飾りは不幸な出来事を想起させるため、新年の始まりを祝う際にふさわしくないとされています。
正月飾りはいつ出せばいいのか?
結論として、最も適しているのは12月28日です。
できれば、28日に正月の飾りを取り付けることをお勧めします。
正月の飾りは、「松の内」と呼ばれる期間に飾ることが一般的です。
松の内は、12月13日から1月7日まで(地域によっては15日まで)とされています。
正月を前にして飾りを設置する必要があるため、12月13日から12月31日までのどれかの日に飾りつけを行います。
ただし、29日、30日、31日は飾りつけを避けるべきです。
したがって、12月13日から28日までのどれかの日に飾りを設置することをお勧めします。
縁起も考慮するのであれば、末広がりを意味する「8(八)」がついた18日や28日を選ぶと良いでしょう。
一般的には、早すぎず遅すぎない28日が好まれています。
一夜飾りにしてしまった時の対処法
仕事や家庭の都合で、どうしても出すタイミングを逃してしまった場合もあるでしょう。
その際には、既に訪れている可能性のある年神様に謝罪の意を示し、正月の飾りの傍らに盛り塩を供えておくと良いでしょう。
盛り塩は、神様に捧げる供物として使われてきました。
同時に、邪気を払い、周囲を神聖化する力があると信じられています。
盛り塩は高さがある方が良いとされています。
紙を円錐にくるっ丸めた中に塩を入れると高さのある盛り塩が作れます。
盛り塩専用のアイテムもあるので邪気払いで普段から盛り塩を取り入れたい方には簡単でおすすめです!
【SALE期間中P10倍】 【累計販売数120,000セット突破!】 盛り塩 セット 八角 盛り塩セット 小 /素焼き八角皿5枚付き 盛塩 あす楽 RSL
一年間交換が不要なパワーストーンタイプも可愛いですね♪
まとめ
年末の一夜飾りを避ける理由は、年神様の存在に深く関連しています。
急な準備は、歳神様に対して真摯でないと見なされる可能性があるからです。
また、年末の一夜飾りは、葬儀の一夜飾りを連想させます。
新年を迎えることは祝福の対象であるため、葬儀のような喪失を思い起こさせる行動は避けるべきです。
正月の飾りは、できるだけ余裕を持って取り付けるよう心がけましょう。
年神様から豊かな「一年の幸運」を受け、ますます幸せな一年を迎えましょう。